「就職したら、定年まで同じ会社で働く。」
かつては、それが当たり前のキャリアの形だったかもしれません。
しかし、これから社会に出る大学生にとって、本当に大切なのは「どの会社に一生いるか」だけではないのではないでしょうか。
大切なのは、
「自分は将来、何を実現したいのか?」
そして、
「そのために、今の自分には何が必要なのか?」
を考えることです。
「この会社に一生いる」より「この会社で何を学ぶか」
就職活動をしていると、
「安定している会社がいい」
「大企業に入りたい」
「福利厚生が充実している会社がいい」
「できれば定年まで働きたい」
という考え方になりがちです。
もちろん、安定した会社で長く働くことは素晴らしいことです。
しかし、それだけを会社選びの基準にしてしまうと、自分自身の成長や将来の可能性を狭めてしまうことがあります。
例えば、
「将来、自分で事業をやりたい」
「海外で仕事をしたい」
「人を支える仕事がしたい」
「地域社会に貢献したい」
「専門的なスキルを身につけたい」
など、自分が実現したい未来があるなら、
「その未来に近づくために、今どんな会社で、何を学ぶべきなのか?」
という視点で就職先を考えてみてほしいのです。
会社は「自分を成長させる場所」でもある
会社に入ったら、もちろん会社のために働く必要があります。
給料をもらって働く以上、会社から与えられた仕事に責任を持ち、仲間と協力し、会社の成長に貢献する。
これは当たり前のことです。
一方で、
「会社のために働く=自分を犠牲にする」
ということではありません。
会社に貢献しながら、
・仕事の進め方を学ぶ
・人とのコミュニケーションを学ぶ
・専門的な知識を身につける
・問題解決能力を身につける
・責任ある仕事を経験する
・失敗から学ぶ
・リーダーシップを身につける
こうした経験を積み重ねることで、自分自身の力も大きくなっていきます。
つまり、
会社に価値を提供することで、自分自身の価値も高めていく。
この考え方が大切なのです。
「会社にしがみつく」のではなく「必要とされる人」になる
「この会社を辞めたら何もできない。」
そう思ってしまう状態は、決して理想的なキャリアとは言えません。
どこの会社に行っても、
「この人に仕事を任せたい」
「この人と一緒に働きたい」
と思ってもらえる人になる。
そのために、目の前の仕事に本気で取り組む。
これが、自分の市場価値を高めるということです。
会社に長く在籍することだけがキャリアではありません。
どれだけ長く働いたかではなく、そこで何を経験し、何を身につけ、どんな価値を生み出せる人になったのか。
そこにも目を向けてほしいと思います。
「辞めるために働く」のではない
ここで誤解してほしくないことがあります。
「終身雇用にこだわらなくていい」という話は、
「嫌になったらすぐ会社を辞めればいい」
という意味ではありません。
むしろ逆です。
入社した会社で、
「この会社のために、自分は何ができるだろう?」
と考えて、一生懸命働く。
仕事を任されたら責任を持って取り組む。
失敗したら、なぜ失敗したのかを考える。
先輩から学ぶ。
後輩に教える。
会社の課題を見つけたら、自分から改善する。
そうやって本気で働いた結果として、自分自身の能力が高くなっていくのです。
そして、その会社でこれからも働き続けたいと思えば、そこで長く働けばいい。
新しい環境で挑戦したいと思えば、その経験を次のステージで生かせばいい。
大切なのは、
「辞めないこと」を目的にするのではなく、「成長すること」を目的にすることです。
大学生の皆さんに考えてほしいこと
就職活動では、
「どの会社に入れば安心なのか?」
だけではなく、
「自分は将来、何を実現したいのか?」
を一度考えてみてください。
そして、
「そのためには、どんな能力が必要なのか?」
「その能力を身につけられる会社はどこなのか?」
「その会社で、自分はどんな仕事を経験できるのか?」
「自分は会社にどんな価値を提供できるのか?」
と考えてみてください。
会社を「自分を守ってくれる場所」と考えるのではなく、
「自分が価値を生み出しながら成長していく場所」
と考えてみる。
そんな視点を持つだけでも、就職先の選び方は大きく変わるはずです。
自分の人生を、自分でつくる
人生の主役は会社ではありません。
自分自身です。
会社に人生を預けるのではなく、自分の人生で実現したいことを考える。
そのために必要な経験や知識を身につける。
そして、その場所として選んだ会社では、会社のために本気で働く。
その結果、自分も成長し、会社も成長する。
これが、これからの時代に必要な「働く」ということなのではないでしょうか。
ジョブハートでは、外国人材の就労支援だけではなく、若い世代が社会に出てから「どのように働き、どのように成長していくのか」というキャリアについても、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
「この会社で一生働く」ではなく、
「この会社で何を学び、何を実現できる自分になるのか」。
就職活動をしている大学生の皆さんには、ぜひ一度、この視点から自分の未来を考えてみてほしいと思います。







