仕事は、一人でできることには限界があります。

どれだけ経験を積んでも、一人ですべての専門知識を持ち、すべての仕事をこなし、すべての問題を解決することはできません。

私自身、これまでさまざまな仕事や事業に携わり、多くの経験をしてきました。

しかし、実際に仕事を進める中で、いつも感じていることがあります。

それは、自分一人の力では、決して大きな仕事は成し遂げられないということです。

例えば、家電製品の調達では引っ越しや片付けの専門業者の方に協力していただき、在留関係の書類作成では行政書士の先生、税務では顧問税理士の先生、労務管理では社会保険労務士の先生に相談します。警察官の友人や先輩、他業種の方たち、今も色々な人に助けられてます。

外国人材の受け入れでは、送り出し機関や日本語学校、地域の支援員の方々と連携します。

地域の課題については、県議会議員や市議会議員や市の職員の方々とも情報交換をします。

それぞれの専門分野には、それぞれの経験と知識を持った方がいます。

私は、その力を借りながら、自分にできることを提供し、一つひとつの仕事を成立させています。

もちろん、協力していただくだけではありません。

お互いに利益があり、それぞれが成長できる関係でなければ、長く続く協業にはなりません。

報告・連絡・相談を細かく行い、情報を共有し、役割と責任を明確にする。

私たちの仕事は、こうした信頼関係の積み重ねで成り立っています。

私自身も、決して完璧な人間ではありません。

ここまで書くと、私がいつも冷静で、誰とでも協力できる人間のように思われるかもしれません。

でも、そんなことはありません。

酷いことをされれば恨むこともあります。人を妬むこともあります。面倒なことを後回しにしたくなることもあります。

自分の知らないところで誤解されたり、経験してきたことを知らずに厳しい言葉を向けられたりすることもあります。

実際に、信頼していた相手に自分の利益だけを優先され、こちらに損害を与えられた経験もあります。

お金に十分な余裕があるわけでもありません。

自分の仕事だけでも時間が足りず、これまでの経験や知識をすべて生かして、目の前の課題を一つ残らず解決できるわけでもありません。

だからこそ、私は一人ですべてを抱え込むのではなく、周囲の方々と一緒に仕事をしていきたいと考えています。

完璧な人間などいません。

だからこそ、それぞれの得意分野を持ち寄り、苦手な部分を補い合い、お互いに利益を生み出せる関係が必要なのだと思います。

日本の産業は、このままで大丈夫なのでしょうか。

今、日本は大きな転換期を迎えています。

少子高齢化が進み、働き手が減り続けています。

人手不足は、単に求人を出しても人が集まらないという問題ではありません。

人がいないために受注を断る企業があります。

技術を引き継ぐ人がいない企業があります。

人材を確保できず、事業の継続そのものが難しくなる企業もあります。

そして、一つの企業が成り立たなくなることは、その企業だけの問題ではありません。

取引先、仕入先、運送業、地域の飲食店や小売店など、さまざまな事業に影響が広がります。

経済は、一社だけで成り立っているわけではないからです。

それなのに、私たちはいつまで自分の会社だけ、自分の仕事だけ、自分の利益だけを守ろうとするのでしょうか。

もちろん、自社の経営を守ることは大切です。

従業員や家族の生活を守る責任もあります。

しかし、自社さえ良ければいいという考え方だけでは、これからの日本の産業を維持することは難しくなると考えています。

他社が廃業すれば、自社の仕事にも影響します。

地域から働き手がいなくなれば、顧客も減ります。

自分の会社だけが生き残ればいいという考え方では、いずれ自分の会社を支える環境そのものが失われてしまうかもしれません。

今の人手不足への対応と、次の世代への責任。

私たちジョブハートが、現在、短期的な課題として力を入れているのが、採用難が深刻な職種における特定技能外国人の受け入れ支援です。

人が採用できず、仕事を続けられない企業があります。

働きたい人がいても、適切な受け入れ環境が整っていない企業もあります。

私たちは、外国人材を単なる労働力として扱うのではなく、企業と働く人の双方にとって意味のある受け入れを目指しています。

生活面の支援、日本の文化やルールの理解、職場への定着、そして将来のキャリア形成。

目先の人員確保だけではなく、本人が日本で成長し、企業も人材とともに成長できる関係をつくることが大切だと考えています。

しかし、外国人材の受け入れだけで日本の人口問題が解決するわけではありません。

AIや機械化、生産性向上も必要です。

そして、もう一つ、絶対に忘れてはいけないことがあります。

それは、日本で子どもを産み、育てられる社会をつくることです。

子どもが生まれても、社会の働き手として成長するまでには約20年という時間が必要です。

今から出生数を増やす努力を始めても、その子どもたちが今の人手不足を解決してくれるわけではありません。

だからこそ、今の人手不足への対応と、次の世代を育てるための環境づくりを同時に進めなければならないのです。

子育てにお金がかかる。働きながら子育てをすることが難しい。将来の生活に不安がある。

こうした問題を放置したまま、若い世代に子どもを産み育ててほしいと願っても、簡単には実現しません。

企業が適正な利益を確保し、従業員の賃金を上げ、安心して家庭を築ける環境をつくること。

企業だけに責任を押しつけるのではなく、政府にも、教育、社会保障、子育て支援、税制、労働政策などを含めた、長期的で実効性のある仕組みづくりを求めていかなければなりません。

これは、一企業だけで解決できる問題ではありません。

だからこそ、今、大人が変わる必要がある。

自分だけが良ければいい。

自分の会社の売上さえ確保できればいい。

自分の好きな仕事だけをしていればいい。

もちろん、自分の生活を守ることは大切です。

しかし、今の日本は、そうした小さな視点だけで未来を考えていられる状況なのでしょうか。

私たちが今の利益だけを追い求め、次の世代のことを考えずにいたら、20年後、30年後の子どもたちに何を残せるのでしょうか。

私は、自分の子どもや孫、そしてこれから生まれてくる子どもたちが、豊かに暮らせる社会を残したいと思っています。

そのためには、今の大人が自分の立場や目先の利益だけに固執せず、企業同士、地域同士、人と人が協力していく必要があると考えています。

一人でできることには限界があります。

一社でできることにも限界があります。

だからこそ、それぞれが持っている知識、経験、技術、人脈を持ち寄る。

得意な人が得意なことを担当し、困っている人を支え、協力した人には正当な利益が還元される。

誰か一人が犠牲になるのではなく、関わる人たちが一緒に豊かになれる仕組みをつくる。

私は、そういう社会を目指したいのです。

ジョブハートがつなぎたいのは、人と人、企業と企業、そして未来です。

株式会社ジョブハートは、人材不足の解決だけを目的とした会社ではありません。

経営、雇用、人材、外国人材の受け入れ、地域との連携。

これまでの経験や、さまざまな専門家・企業とのつながりを生かし、それぞれの課題に合った人や仕組みをつなぎ、解決に向けて一緒に取り組んでいきます。

私たちだけですべてを解決することはできません。

しかし、私たちだけではできないことも、誰かと協力すれば実現できるかもしれません。

そのためにも、私たちは自ら学び、情報を共有し、必要な人たちとつながり続けます。

目先の利益だけではなく、その先にある企業の存続、働く人の生活、地域の発展、そして次の世代の未来を考える。

自分だけが良ければいい、ではなく、みんなで良くなっていく。

それは、きれいごとだけで実現できるものではありません。

お互いに責任を持ち、正当な利益を生み出し、信頼を積み重ねていく必要があります。

だからこそ、私たちは一緒に取り組める仲間を大切にします。

今ある仕事を守るために。

地域の産業を次の世代につなぐために。

そして、これから生まれてくる子どもたちに、少しでも豊かな日本を残すために。

一社ではできないことを、みんなで実現する。

それが、私たちジョブハートの目指す姿です。