株式会社ジョブハートは、企業や社会が抱える課題を、現場での実務経験とデータをもとに分析し、解決策を考えるだけでなく、実際に企業や事業の中に入り、一緒に実行し、新しい価値や仕組みを生み出していく会社です。
人材派遣を行う会社でも、外部から助言だけをする一般的な経営コンサルティング会社でもありません。
企業の成長、人材の育成、商品開発、地域産業の活性化、海外との事業連携、そして次世代の教育まで。
一見すると異なる分野に取り組んでいるように見えるかもしれません。しかし、私たちの仕事には一つの共通点があります。
それは、目の前にある課題を見つけ、現場に入り、解決に向けて実際に動くことです。
1.机上の理論だけではなく、自分自身の実務経験をもとに考える
ジョブハートの仕事の土台にあるのは、これまで自分自身が経験してきたさまざまな業界での実務です。
私自身、これまで次のような仕事を経験してきました。
* 宿泊業:約5年間
お客様と接する現場で、サービスや接客、現場運営を経験。
* 自動車部品の設計・開発:約5年間
トヨタ関連の自動車部品の設計・開発に携わり、開発案件で2件の特許に関与。
* リフォーム営業:約10か月間
住宅や建築に関わる営業を経験し、建築の基礎知識を習得。
* 人材・採用関連業界:約17年間
リクルートをはじめ、人材採用、求人広告、人材サービスなど、企業の採用や人材に関わる幅広い業務を経験。
こうした経験を通じて、企業が抱える問題は一つの分野だけでは解決できないことを実感してきました。
例えば、売上が伸びない企業に対して、単純に営業を増やせば解決するとは限りません。商品そのものに問題があるのか、販売方法に問題があるのか、組織や人材の配置に問題があるのか。複数の視点から考える必要があります。
また、私は一般的な経営コンサルティングのように、外部から話を聞いて助言するだけではありません。
自動車部品の設計・開発に携わってきた経験を生かし、企業の商品開発チームに実際に加わり、一緒に考え、開発に取り組むこともあります。
人から聞いた知識や理論だけではなく、自分自身が現場で経験したこと、実際のデータ、仕事を通じて得た知見をもとに、企業と一緒に解決策を形にしていきます。
2.外国人材の受入れから、長く活躍できる人材の育成まで
ジョブハートの事業の一つが、特定技能外国人の受入れ支援と登録支援機関としての活動です。
人材・採用業界で長く仕事をする中で、日本企業が抱える人手不足の深刻さを感じてきました。
特に中小企業では、一人の人材が加わることで、現場の生産性や売上、会社の将来が大きく変わることがあります。
そこで、外国人材の受入れを単なる採用手段としてではなく、企業の成長につながる仕組みとして考えるようになりました。
コロナ禍の厳しい経済環境の中でも、企業の人材確保を支えるため、受入れから生活支援、定着までを支える仕組みを整えてきました。
ただし、私たちが目指しているのは、外国人材を採用して終わることではありません。
特定技能1号として働く期間を、将来に向けた成長の期間にしたいと考えています。
5年間で終わらせない。特定技能2号を目指す人材育成
特定技能1号には在留期間の上限がありますが、必要な技能や試験などの要件を満たせば、特定技能2号へ移行し、さらに長く日本で働く道があります。
私は、本人が特定技能2号を目指せるのであれば、できるだけ早くその目標に到達できるように支援したいと考えています。
実際に、宿泊業で初めて特定技能2号となったベトナム人材の育成にも携わってきました。
ここで大切にしているのは、仕事の技術や業務知識を教えることだけではありません。
仕事そのものは、企業が現場で教えていくものです。一方で、私たちは仕事以外の部分にも目を向けています。
日本の社会や職場のルールを理解すること。なぜそのルールがあるのかを考えること。自分で判断し、行動すること。問題が起きたときに人のせいにするのではなく、自分で考え、解決する力を身につけること。
こうした考え方や姿勢を、日々の生活支援や面談を通じて伝えています。
支援する側が何でも代わりにやってしまえば、本人が自立する機会を奪ってしまうこともあります。
私たちが目指しているのは、いつまでも支援が必要な人をつくることではありません。自分で考え、行動し、企業から必要とされる人材へ成長してもらうことです。
支援機関にとっては、特定技能1号として働く期間が長いほど、支援料を受け取れる期間も長くなります。しかし、ジョブハートは支援料を得られる期間を延ばすこと自体を目的にはしていません。
本人が成長し、企業から信頼され、特定技能2号へ進めるのであれば、その実現を後押ししたい。
外国人材を5年間受け入れて終わるのではなく、企業にとって長く活躍する人材へと育てていく。
それが、ジョブハートの考える外国人材支援です。

3.企業の売上や組織づくりを、現場に入って一緒に考える
ジョブハートでは、中小企業を中心に、売上向上や事業成長に向けた支援も行っています。
経営課題は、会社によって異なります。
* 売上を伸ばしたいが、具体的な方法が分からない
* 新しい商品やサービスを開発したい
* 人材が不足しており、事業を拡大できない
* 採用しても人が定着しない
* 社内の役割や業務の仕組みを見直したい
* 新しい事業に挑戦したいが、進め方が分からない
こうした課題に対して、外部から一般論を伝えるだけではなく、企業の状況を分析し、必要に応じて実際の業務やプロジェクトに加わりながら改善を進めます。
特に中小企業では、一人の人材の活躍や一つの仕組みの改善が、売上や利益に直接つながることがあります。
だからこそ、企業の規模だけで判断せず、それぞれの会社が持つ可能性を見つけ、成長につなげることを大切にしています。
4.静岡の農産物や地域の価値を、国内外へ広げる
企業だけでなく、地域産業にも解決すべき課題があります。
例えば、農業です。
優れた農産物を生産していても、販売先や価格設定、ブランドづくりによって、農家の収益は大きく変わります。
私たちは、静岡の特産品を国内外に広げ、より高い価値で販売できる仕組みづくりにも取り組んでいます。
その一つが、寿太郎みかんです。
単に商品を販売するのではなく、品質や特徴を伝え、価値を理解してもらい、農家の収益につながる販売方法を考えています。
海外市場も視野に入れています。
健康志向の高い海外の消費者に、日本の農産物や地域の魅力を伝え、より高い価格でも選ばれる商品に育てていく。
生産者が努力した分だけ、きちんと利益を得られる仕組みをつくることも、私たちが取り組みたい仕事の一つです。

5.外国人材の帰国後の起業や、海外との事業連携を支援する
外国人材との関わりは、日本で働いている期間だけで終わるものではありません。
日本で経験や技術を身につけた人が、将来母国に帰国した後、自分で事業を始めたいと考えることもあります。
そうした人たちの起業を支援し、日本と海外の企業や地域をつなぐことができれば、新しいビジネスが生まれる可能性があります。
日本で働いた経験を、帰国後の人生や母国の経済にも生かしてもらう。
人材の移動を一時的な労働力の確保だけで終わらせず、国境を越えた事業や価値の創出につなげていきたいと考えています。

6.若い世代に、これからの社会で必要な力を伝える
ジョブハートでは、起業や新しい事業に挑戦する人を増やすための活動にも取り組んでいます。
国内での起業セミナーや、大学・高校での講義などを通じて、これから社会に出る若い世代に、これからの時代に必要な考え方を伝えています。
これからの社会では、決められた仕事を正確にこなすだけではなく、自分で課題を見つけ、考え、行動し、新しい価値を生み出す力がますます重要になると考えています。
親の世代が経験してきた働き方や社会の仕組みが、そのまま次の世代にも通用するとは限りません。
だからこそ、若い世代には、変化する社会の中で自分の力で道を切り開くための考え方を身につけてほしいと思っています。

7.外国人材の活用と、日本人が増えていく社会の両方を考える
日本の人手不足は、一時的な問題ではありません。
短期的には、海外の人材に活躍してもらうことが必要です。しかし、それだけで日本の将来を支えられるわけではありません。
長期的には、日本で生まれ育つ子どもが増え、次の世代が安心して生活し、働ける社会をつくることも必要です。
私は、少子化の改善について、出生率2.1程度を一つの目標として考えるべきではないかと思っています。
もちろん、子どもを増やすという話だけで解決する問題ではありません。
子育てと仕事を両立できる環境、保育の仕組み、企業の働き方、家庭への支援など、社会全体で考えなければならない課題があります。
例えば、保育園に入れないために働きたくても働けない保護者がいる一方で、企業は人手不足に悩んでいます。
こうした矛盾を解消するために、公共的なベビーシッター制度など、子育てと仕事を両立できる仕組みも必要ではないかと考えています。
こうした課題について、自治体の産業政策に関する会議などでも意見や提案を行ってきました。
外国人材を受け入れることと、日本人が増えていく社会をつくることは、どちらか一方を選ぶ話ではありません。
目の前の人手不足への対応と、将来の日本を支える仕組みづくり。その両方を考えていく必要があります。

8.会社を大きくすること自体が目的ではない
ここまで紹介してきたように、ジョブハートの仕事は、人材、経営、商品開発、農業、海外事業、教育、社会課題など、さまざまな分野に広がっています。
一見すると、何をしている会社なのか分かりにくいかもしれません。
しかし、私たちの中ではすべてつながっています。
企業が成長するためには、人材が必要です。人材が活躍するためには、教育や環境が必要です。企業が利益を生み出せば、働く人の待遇を改善できます。地域の産業が成長すれば、地域で働き、暮らす人たちの生活も豊かになります。
そして、その先には次の世代が安心して暮らせる社会があります。
私自身、会社を大きくすること自体を人生の目的にしているわけではありません。
実現したいことを形にするために、会社という手段を使っています。
もちろん、事業を継続し、家族を支え、次の取り組みに資金を投じるためには、利益を生み出さなければなりません。
利益を否定しているわけではありません。むしろ、利益を生み出せる事業でなければ、継続的に社会へ価値を提供することはできないと考えています。
企業も、働く人も、地域も、そして事業をつくる私たち自身も豊かになる。
その循環をつくることが大切だと考えています。
9.日本の未来を変えるには、一社だけでは足りない
私が本当に実現したいのは、ジョブハートという一社を大きくすることだけではありません。
日本の企業が成長し、働く人が報われ、地域が活性化し、次の世代が希望を持てる社会をつくることです。
しかし、一社でできることには限界があります。
企業、農業生産者、行政、教育機関、地域の事業者、そして新しいことに挑戦する人たち。
それぞれが持つ知識や経験、技術、人脈を持ち寄り、協力することで、一社だけでは実現できないことも形にできるはずです。
私たち自身も、すべてを自社だけで抱え込むつもりはありません。
得意な人が得意なことを担い、お互いに協力し、それぞれが利益を得ながら社会全体を良くしていく。
そんな関係を広げていきたいと考えています。
ジョブハートは、決められた一つの業種にとどまる会社ではありません。
企業や社会の課題を見つけ、現場に入り、人と人、企業と企業、地域と海外をつなぎながら、新しい価値を生み出していく会社です。
一社の成長を、地域の成長へ。
地域の成長を、日本経済の未来へ。
この考えに共感し、一緒に何かを実現したいと思ってくださる方と、これからも新しい挑戦を続けていきたいと思っています。







