特定技能1号から2号へ進むには、決して容易な道ではありません。
職種ごとに設定された専門試験、一定の実務経験、そして日本語能力など、すべてに明確な基準があります。
つまり「日本で5年間働けば誰でも上がれる」というものではないのです。
特定技能1号の5年間は、単なる労働期間ではなく、
日本語力を高め、日本の文化や職場慣習を理解し、
社会人として自立していくための“育成期間”でもあります。
しかし現状では、技能実習から試験を経ずに特定技能へ移行した人の中には、
日本語能力が十分でないまま働いているケースも多く見られます。
また、周囲の影響で学習意欲を失い、結果的に2号への道を閉ざしてしまう外国人も少なくありません。
一方で、企業側にも課題があります。
「仕事を与える」だけで終わってしまっているケースが多いのです。
本来、特定技能制度は単なる労働力確保のための制度ではありません。
外国人材を“日本の社会の一員”として育て、共に成長していく仕組みであるべきです。
そのためには、
日本語教育やマナー指導、文化理解を含めた総合的な教育支援が欠かせません。
企業が教育の土台を整え、支援機関がその成長を後押しする。
この二つの連携があって初めて、長期的な雇用と定着が実現します。
ジョブハートは、単なる登録支援機関ではありません。
外国人が“日本で生きる力”を身につけ、
企業にとって欠かせない戦力へと成長できるよう、教育と教養の両面から支援しています。
近年、安価な報酬を売りにした支援機関や、
行政書士・外国人経営の組織による形式的なサポートも増えています。
しかし、それでは日本文化を理解させることはできず、
結果としてトラブルや犯罪を誘発する温床にもなりかねません。
志太地区の企業の皆様には、
“人を育てる支援”に重点を置いたジョブハートの支援体制を、
ぜひご活用いただきたいと考えています。
私たちは、
外国人財の夢と、企業の未来をつなぐ「教育支援の橋」として、
誠実に、確実に、地域とともに歩んでまいります。









