外国人採用のご相談をいただく中で、
よくあるのが

「うちは受け入れ体制が整っていないので難しいです」

という声です。

しかし、現場を見ていると
そこに大きな“思い込み”があると感じています。

確かに、体制づくりは大切です。
ですが、それを理由に一歩を踏み出せないのは
非常にもったいないことです。

なぜなら、実際の現場では
そこまで高いハードルは必要ないからです。

例えば、ある産業機械製造業の企業様。
従業員6名で人が集まらず困っていました。

そこに外国人材を受け入れ、
現在は9名体制に。

ベトナム人7名、インドネシア人2名が在籍し、
結果として売上は3倍に伸びました。

さらに興味深いのは、
3年以上在籍している元技能実習生よりも、
来日したばかりのインドネシア人材の方が
日本語の理解が早く、コミュニケーションもスムーズだったことです。

また、3名で運営していた造船業では、
ベトナム人材を3名受け入れたことで体制が安定。

4年目には、それまでマイナスだった純利益が
プラスに転じました。

鳶職の企業様でも同様です。

日本人7名に対し、ベトナム人3名を採用したところ、
その分だけ受けられる仕事が増え、
売上は2倍に。

さらに4名を増員し、
新たな仕事を引き受けられる体制へと成長しています。

これらの事例に共通しているのは、
「完璧な体制があったから成功した」のではなく

**“やりながら整えていった”**という点です。

そしてもう一つ。

外国人材の日本語レベルについても、
過剰にハードルを上げているケースが多く見られます。

N4レベルでも、
現場での基本的なコミュニケーションは十分に可能です。

むしろ、
来日前からしっかり学習している人材は、
想像以上に理解力が高いケースも少なくありません。

外国人採用は、特別なものではありません。

完璧を求めて動けなくなるよりも、
正しく理解し、小さく始めていくこと。

それが結果として、
企業の成長につながっていきます。

人手不足を理由に縮小するのか。
それとも、新しい選択肢で成長するのか。

その分かれ道にいる企業は、今とても多いと感じています。