本年も、株式会社ジョブハートの取り組みに多くのご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
この一年、私たちは「今の日本経済は、この延長線上では回復しない」という現実と、真正面から向き合い続けてきました。
人手不足は一時的な問題ではなく、産業構造そのものの転換期に入っている――
そうした考えのもと、短期的には国外から新たに来てくれる外国人財と共に日本の産業を支えること、
そして中長期的には日本人の出生率を回復させ、持続可能な社会をつくることの両立が不可欠であると、繰り返し発信してきました。
私たちは「人材」ではなく、人は財産であるという意味を込めて「人財」という言葉を使っています。
制度があるからやる、法律で認められているからやる――
そうした思考では、経済は良くならない。
技能実習制度や人材派遣制度が、結果として日本の産業や働く人を疲弊させてしまう側面があることも、
あえて伝え続けてきました。
その中で、ジョブハートでは
・国外から新たに日本を目指す外国人財の育成
・企業と外国人財の双方が持続的に成長できる仕組みづくり
・特定技能制度において「正しく育てる」支援
に取り組み、特定技能2号に合格する人財も生まれ始めています。
ようやく「仕組みが形になり、結果が見え始めた一年」だったと感じています。
また今年は、経営者団体(同友会)とのつながりを通じて、大学や藤枝市など行政・教育機関との連携の可能性も見えてきました。
一企業だけで完結する時代ではなく、地域・行政・教育・企業が一体となって新たな産業を育てていく
その入り口に立てた一年でもありました。
来年以降は、私一人が前に出るのではなく、
関わる人すべてがより良くなっていくための新規事業を本格的に展開していきます。
外国人財を受け入れて終わりではなく、
企業が強くなり、地域が潤い、次の世代へつながる循環をつくること。
そして同時に、日本人そのものを増やしていく社会づくりにも、引き続き問題提起と行動を続けていきます。
本年、ジョブハートに関わってくださったすべての皆さまに、改めて感謝申し上げます。
来年も、未来を見据え「今、何をすべきか」を考え、行動し続ける企業でありたいと思います。
どうぞ変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。








