明後日に来日する発展途上国の子たちの受け入れ準備を進めています。
雨の中、息子のバスケットボールの送迎の合間に、今日は生活に必要な家電製品の搬入を行いました。


こうした準備をしていると、よく聞かれる言葉があります。
「生活支援って楽なんでしょう?」
「仕事じゃないなら、そんなに費用がかかるの?」

ですが、生活支援は
「仕事」だと思って向き合うと、成り立たない仕事かもしれません。

仕事そのものは、勤務先の会社が教えます。
業務内容、ルール、作業手順。
それは企業の役割です。

一方で生活支援は、
それ以外のすべてを支える役割です。

住む場所、食事、生活習慣。
体調不良や精神的な不安。
言葉や文化の違いによる戸惑い。
人間関係の悩みや、日本で暮らすことへの不安。

それらを「代わりにやる」のではなく、
少しずつ本人が自分でできるようになるまで伴走する。
それが生活支援員の仕事です。

これは、子どもを育てることとよく似ています。
目に見える成果はすぐに出ません。
時間も手間も気力も必要です。
だからこそ、続けられない人も多い。

実際、人材派遣の現場ですら
「仕事の管理だけ」の営業職でさえ
3年ほどで辞めていく人が少なくありません。

生活支援は、
そのさらに先にある仕事だと私は感じています。

それでも続けている理由は、
特別な使命感があるからではありません。
多分、ただ「人が好きだから」。
それだけです。

人を支援することは簡単ではありません。
ですが、人が自分の力で生活できるようになっていく姿を見ることは、
何にも代えがたい経験でもあります。

今日の作業はここまで。
これから息子を迎えに行きます。
=≡Σ((( つ•̀ω•́)つビューン

生活支援は、
現場と日常の延長線上にあります。