今の採用難を、
「やり方の問題」だと思っていないだろうか。
しかし本質はそこではない。
日本には約360万社の企業がある。
そのうち大手企業は約1万社。
残りのほとんどは中小企業だ。
ただし、その中小企業にも差がある。
本当に選ばれる“特別な企業”はごく一部だ。
これを池に例えるとこうなる。
釣り人が100人いるとする。
その内訳は
大手企業が1人、
特別な魅力を持つ企業が3人、
その他の中小企業が96人。
一方で魚(若手人材)は15〜20匹しかいない。
そして現実はこう動く。
最初に、
大手と特別な企業、この4人が魚を持っていく。
残された96人で、
残りわずかな魚を奪い合う。
これが今の採用市場の正体だ。
16年前は違った。
釣り人100人に対して、魚は50〜60匹いた。
今はどうか。
釣り人100人に対して、魚は15〜20匹しかいない。
それにも関わらず、
ルアーや餌を豪華にすることに投資し続けている。
問題は採用手法ではない。
構造が変わっているのに、それを認めないことだ。
そしてもう一つ。
この状況は自然に起きたわけではない。
国に任せ、言われたことをこなし、
与えられた枠の中で動いてきた結果でもある。
つまりこれは、
我々経営者側の責任でもある。
だからこそ今、必要なのは選択だ。
日本人を安定して採用できるのは、
大手か、特別な価値を持つ企業だけ。
それ以外の企業は、
構造を前提に戦略を変えなければならない。
魚がいないのであれば、
外から迎え入れるしかない。
現実を変えられないのであれば、
判断を変えるしかない。
本質を理解した上で、
動くべき時に来ている。








