本日、ベトナムから来日中の特定技能1号の女の子の産婦人科検診に付き添ってきました。
今日が日本での最後の健診。来週にはベトナムに帰国し、出産に備える予定です。

「がんばってね」
その言葉に、彼女は笑顔で「ありがとうございます」と応えてくれました。

付き添いのお礼にと、彼女は僕の好きなベトナム産のカシューナッツをわざわざプレゼントしてくれました。
それだけではなく、帰り道には飲み物まで買ってくれた。

こういう気遣いが、自然にできる。
ことばだけでなく「形」で感謝を伝えようとするその姿勢に、
正直、日本人よりもちゃんとしていると感じる瞬間が多々あります。

最近、日本人の中には「してもらって当たり前」という空気を感じることが増えました。
ありがとうの言葉だけで済ませる。いや、それすら言わない人も少なくない。自分はキャラじゃないと不思議な事をいい、
私はそういうのは、いいやと言う。
人としてのコミュニケーション能力の足りない人が
増えてきている気が致します。

そして昨日、NHKの報道を見て改めて思いました。
👉 日本の出生率は過去最低の「1.20」(※2024年データ)
👉 一方で、日本で生まれる子どもの24人に1人は外国人の親を持つ
👉 出産給付金の1割以上が外国人家庭に支給されている

これは、「外国人が多く使っている」というより、若い世代が日本人から減っているという事実です。
税金がうまく使われていないのではなく、使える対象が日本人に少なくなってきているのです。

もちろん、制度の公平性や支援の在り方は議論が必要です。
でも一番考えなければいけないのは、
「自分たちがどう生きるか」「どんな社会をつくりたいか」
という当事者意識です。

もう国や政治だけに任せていられません。
今こそ、普通の私たち一人ひとりが、“感謝する姿勢” や
“社会に対する責任感” を取り戻すべき時だと思います。