知らないでは済まされない!
Facebook・Instagram・TikTok・Xは12歳以下の利用・閲覧は禁止です。
SNSが生活の中に深く入り込み、スマートフォンを使う小学生も珍しくなくなりました。
しかし、その便利さの裏で、多くの親が知らないまま重大なルールを破ってしまっている現実があります。
それは、Facebook、Instagram、TikTok、X(旧Twitter)など主要なSNSは、すべて「13歳未満の利用・閲覧を禁止」しているということです。
つまり、12歳以下の子どもが見ること・使うこと自体が、明確な違反行為なのです。
■ 実際に私の身に起きた出来事
私はある日、自分の息子のバスケットボールの動画をInstagramに限定公開のつもりで投稿しました。
ところが新しいInstagram用の検索システムを入れた為
操作を誤って「全体公開」になってしまい、
2ヶ月くらい知らずに投稿をしていました。
その動画を見た中学1年生の子が「傷ついた」と感じ、
その保護者の方から「誹謗中傷された」
と強い抗議を受けることになりました。
もちろんすぐに謝罪をし、
「二度とSNSにバスケのことは載せない」と誓いました。
幸い、相手の理解を得られて大きな問題にはなりませんでした。
私も大反省しています。
その際に、もし謝罪で済まなかった場合を考え、
顧問弁護士に、謝罪で済まなかったときに
お金をいくら払えば良いか相談をしていました。
その際、弁護士から言われたのは衝撃的な一言でした。
「わざとではなく、知った時点ですぐに投稿も消し、謝罪しようとしている。
それに、相手の子はそもそも“13歳未満でSNSを見てはいけない年齢”です。
ルールの前に、
法的には、渡邉さんのほうが損害賠償を取れる立場です。」
私は驚くと同時に、多くの親や子どもがこの基本的な事を知らずにSNSを使っていることに危機感を覚えました。
■ 親の「無知」が子どもを危険にさらす
「親が管理しているから大丈夫」
「見るだけなら問題ない」
そう思われがちですが、SNSの規約にはどれも明確に、
親の許可や監督下でも13歳未満は利用・閲覧してはいけないと記されています。
もし12歳以下の子どもがSNSを見て、そこでトラブルや誤解が起きた場合、
本来利用してはいけない年齢で使用していた側(親や子)に過失があると判断される可能性が高いのです。
場合によっては、「傷ついた」と訴えた側が慰謝料を請求される立場になることもあり得ます。
■ 12歳以下の利用・閲覧は「一番悪いこと」
SNSの年齢制限は、子どもを守るための「安全装置」です。
まだ判断力が未熟な時期に、無制限に情報や意見を浴びることは、心を傷つける大きなリスクになります。
つまり、12歳以下の子どもにSNSを見せる・使わせること自体が、一番悪いことなのです。
親の無知や油断が、子どもをトラブルの当事者にしてしまうかもしれません。
SNSはとても便利で、正しく使えば素晴らしいツールです。
しかし、使う年齢を間違えれば、家庭や子どもの未来を守るどころか、壊してしまうことにもなりかねません。
私自身の経験を通じて痛感しました。
「知らなかった」では、もう済まされない時代です。
今こそ、大人が正しい知識を持ち、地域全体で子どもたちを守っていく必要があります。