2025年10月15日、藤枝商工会議所・静岡銀行共催セミナー
「外国人雇用の現状と今後の展望」に参加しました。

講師は静岡銀行グループの SFGマーケティング株式会社 様。
同社は設立1年半の新しい会社で、フィリピン・タイ・ミャンマー・インドネシアなど
複数国の外国人紹介業を展開されています(登録支援機関ではなく有料職業紹介事業として活動)。

今回のセミナーでは、技能実習制度が「育成支援制度」へ移行するという
国の新しい方向性についての説明がありました。
この制度は2027年4月頃の施行を目指しており、
これまでの「短期的な労働力確保」から、
「3年間で特定技能1号を目指すステップアップ型の育成制度」へと変化します。

日本語能力(N5レベル)や初級試験の合格が来日の条件となり、
1年以上の就労後には転職も可能になる見込みです。
これにより、これまでの搾取的な構造から脱却し、
外国人材が日本社会の一員として安定して働ける制度へと進化することが期待されます。

全国的にも、外国人雇用は増加傾向にあり、
特定技能や技術・人文・国際業務(技人国)の在留資格を活用する採用が拡大しています。
一方、技能実習制度による採用は減少しており、
制度そのものの見直しが進められていることを実感しました。

今後、志太・榛原地域(藤枝・牧之原・吉田・御前崎など)でも
外国人雇用のニーズが高まることが予想されます。
ジョブハートでは、地域企業・行政・金融機関と連携し、
正しい制度のもとで外国人材が安心して働ける環境づくりを進めてまいります。