特定技能制度は、単なる人手不足の解消のためではなく、
「人を育て、共に成長できる仕組み」として活かすべき制度だと私たちは考えています。
しかし実際の現場では、書類の準備や基本的なルールの理解不足から、支援者側が何度も修正や対応に追われ、スケジュールや業務に大きな影響が出ることがあります。
もちろん、「働きたい」「頑張りたい」という気持ちは大切です。
けれどそれ以上に、日本で働くには、時間やルールを守る責任感、自分の行動が他者にどのような影響を与えるかを想像できる力が必要です。
だからこそ、私たち支援者側も“育てる意志”を持って向き合う覚悟が必要です。
単にルールを伝えるのではなく、
なぜそれが必要なのか、それを怠ることで誰がどんな不利益を被るのか――そういった背景まで丁寧に伝えることが求められます。
特定技能制度を、単なる入口にせず、本人たちが日本でキャリアを築き、ステップアップできる土台にするために。
私たちは「叱る」のではなく「育てる」支援を目指し、日々の現場に向き合っています。
さぁ横浜入管での仕事は完了、静岡に帰りましょっと。