誰かに注意されたとき、
自分が悪いはずなのに、怒られたことだけに腹を立てる。
「自分が悪いのに」と言われると、反射的にイラッとしてしまう。
そんな場面、最近すごく増えた気がしませんか?
実はこれは、若い外国人だけでなく、
日本人の高齢者にもよく見られる現象です。
自分の非には目を向けず、「言い方が悪い」「自分は傷ついた」とだけ主張する。
国籍も年齢も関係ありません。
根本にあるのは、「我が事として捉えない心」、
そして「他人に興味を持たない姿勢」です。
誰かが困っている、怒られている、失敗している。
それを見たときに、「自分は違う」「関係ない」
と切り離すのではなく、
「自分ならどうだったか?」と立ち止まれるかどうか。
そこに、その人の「器」が出ると思うんです。
他人の出来事に興味を持ち、
その中から自分を映す鏡を見つけられる人は、
年齢を重ねても成長できます。
逆に、「俺は関係ない」「今さら変われない」
と言う人は、その瞬間から止まります。
誰だって、自分の中に見たくない部分はある。
でも、見ないフリをするより、
ちょっとでも「そうかもな」と思えた方が、
人生は面白くなります。
「自分には関係ない」と思ったあなたにこそ、
この言葉が届いていたらうれしいです。
そして、どうしたら届くのか日々悪戦苦闘しています。